9月27日(木)発売 『吉田豪と15人の女たち』より市井紗耶香さんのインタビューを一部無料公開!
空白の18年 私の人生「あの頃に気づけなかったことが、いまだったら何倍にもしてお返しできる」
18年ぶりのハロコン2期メンバーの絆
市井 (吉田豪着用のプッチモニちゃんTシャツを見て)そのTシャツ懐かしいですね!
──ほかにもいろいろ持ってますよ! とにかく中野サンプラザのハロー!プロジェクトのコンサートに18年ぶりに参加して、モーニング娘。の2期メンバーと一緒に歌って、ホントに素直におめでとうございますと言える状況になって、本当によかったですよね。
市井 ありがとうございます。無事に2日間を終えることができてホッとしてますね。すごく思い入れの深い会場でまたメンバーと一緒に歌うことができて、すごい幸せです。
──前回のゲストが後藤真希さんで、そのときは何も知らずに「いつかフルメンバー集まってほしくて」「ね、フルメンバーが集まるんだったらいままで応援してたファンも絶対に全員集まれって思いますけどね(笑)。全員集まるのが決定してるんだったらやるよ」って話をしてたら、まさかの展開でした。
市井 まさかのサプライズですよね、ホントに。私が卒業してからもう18年経ちますけど、私は長いブランクというか空白期間があったので、私がいなかった18年間にはいまいるメンバーもそうですし、現在活躍してるモーニング娘。の後輩の子たちが築き上げてきた、積み重ねてきたものがあるので、私自身はそこに便乗させていただくようなかたちではあると思うんですね。なので最初、お話をいただいたときは務まるのかなっていう不安もプレッシャーもありましたし。やっぱり2期メンバーの強い絆というのもあって、やめてからもずっとつながってましたし……。
──同期のつながりは深いんですね。
市井 あと、私自身がモーニング娘。で活動させていただいていた2年間というのは私にしか築けなかった部分と、あとは私を支えてくださった周りのスタッフの方もそうですし、一緒に活動してくれたメンバーと苦楽を共にした部分が本当に濃かったので、お話をいただいたときは「ありがとう!」って気持ちで、ようやくまた表現する場がいただけたのかなっていうのと、あとは「市井だったらきっとできるでしょ?」って期待をしていただいていたのかなって、私はすごくプラスに考えていたんですね。なのでプレッシャーに負けることなく表現できたと思います。
──突然のことでもまず対応できるだろう、と。ものすごい聞きづらい話をすると、ハローのOBのグループラインがあるらしくて。
市井 ああ、そうなんですね。
──それをメロン記念日の元メンバーから聞いて、「そこにはどの辺りまで入ってるんですか?」って確認したことがあって。「加護亜依さんは入ってますか?」「入ってません」「市井紗耶香さんは?」「入ってません。それ以外は……」「了解です!」みたいな感じだったから、この2点が今回突破されたっていうのが本当にすごいことだと思ってて。
市井 おそらくファンの方からしてみたらそこは大きな話題になるんじゃないですか?
──大きいです! ついにここが! って。
市井 ハハハハ! そうですか(笑)。おそらく私自身が事務所(アップフロント)を抜けた部分が大きかったので、そのあとは18年ホントに空いてるんですね。あと2年経ったら人ひとり成人しちゃうぐらいの年月ですから。それだけの長い空白期間があったので、実際にライン交換しようってなったのもここ最近ですし、ハイテク機器ができたなって私自身が浦島太郎になった気分で(笑)。
──なにこの便利なシステムって(笑)。
市井 あの当時はPHSとかの時代でしたし、メールもCメールでしたっけ? 毎日一緒にいて、家族以上に一緒にいたので、べつに連絡を取る必要もないぐらいだったんですよ。それが、メンバーもそれぞれ結婚したり、自分自身が親になってみてっていう時代の流れとともに活動も少しずつ変化していったなかで、離れてみるとお互いのよさがわかるというか、そういう間柄で連絡を取り合ってる部分もすごくあるような気がしますね。
──市井さんのツイッターはずっと見ていたんですけど、ここ最近になってハローへの思いみたいなものが出始めていた気がして。
市井 ずっと言っちゃいけないのかなと思ってて。私は卒業させていただいて、いまは事務所もぜんぜん違いますし、やっぱりファンの方々にはいろんな思いがあったと思うんですよね。裏切られちゃったなとか、せっかくいいとこまで来たのにやめちゃったなとか。そこでやめたと思ったら子供ができて、また戻ってきて、モー娘。じゃなくてAKBやってとか。それは私の意向ではないので仕方ないんですけどね。いろいろビジネスが絡んでいたのでそこは私はわからないんですけど。
──インタビューの続きは9月27日発売の本書籍にて!
【プロフィール】
いちい・さやか=1983年12月31日生まれ、千葉県出身。1998年、保田圭、矢口真里と共にモーニング娘。の2期メンバーとして加入。プッチモニのメンバーとしても活躍した。2000年に同グループを卒業。その後、結婚・出産を経て4児の母親となり、ママタレ・女優として活躍の場を広げている。
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