9月27日(木)発売 『吉田豪と15人の女たち』より最上もがさんのインタビューを一部無料公開!
アイドル界の革命児、いまも抱く複雑な思い「あなたたちと会い続けるために、この世界にまだ残ってる」
テレビ側はぼくの本質ではなく、ネガティブな意見がほしいのかな
最上 お久しぶりです。
──この前、取材してから1年も経ってないですよ! 前回はでんぱ組. inc脱退後、初のロングインタビューという、ものすごいデリケートな時期に話しづらいことをたっぷり話していただきまして。
最上 そうですね、話しました。だから、もう話すことない気がするんですけど……。
──そんなことないですよ! これは公言してるんですけど、タレントさん関係の公式LINEで一番いいのが最上もがだと思っていて。
最上 え、ホントですか? 見てるんですか? 恥ずかしい(笑)。
──毎日見てますよ。
最上 ヤバい! ありがとうございます。
──あんなにファン相手に心の底まで見せる公式LINEってないじゃないですか。
最上 見せすぎてますよね(笑)。
──すごくいいんですよ。
最上 誉められても、ちょっとうれしくないところはあるんですけど(笑)。
──ダハハハハ! そうですか(笑)。
最上 だって豪さん、ひねくれてる人が好きじゃないですか。
──そういうわけでもないですけど、完全に「これこれ! 俺たちはこういうものが見たかったんだ!」って思ってるんですよ。業務連絡だけだと味気ないじゃないですか。最上さんは、いま何に悩んでるとか、かなり踏み込んだ話をしてくれるんで。
最上 してますね。コメントにも返します。なのでブログにコメント書いてくださいって言ってるんですけど。
──すごくいいですよ。
最上 ありがとうございます。さあ、何を話しますか?
──そこに書かれてた話とか、いろいろです。最近だと『ダウンタウンなう』に出た流れの話だと思うんですけど、「でんぱ組の話はしないでくれと言われます」とか書いてましたね。
最上 そうですね、けっこう前から言われてて。脱退してからバラエティに出るときは必ず「元でんぱ組」って紹介をされるんですけど、それはこちらからしたら仕方のないことっていうか……。
──「それをつけてください!」って言ってるわけでもないし。
最上 全然言ってないですし、それが自然の流れかなって。脱退した直後にいきなり「タレント・最上もが」って言われても、「……え、こいつ誰?」ってなるのがふつうだと思うんで。
──むしろそっちのほうが、「でんぱ組を捨ててるのかよ」感が出ちゃいますよね。
最上 ですよね。だから、それが気になって。ファンなのかアンチなのかわかりませんけど、ツイッターで「元でんぱ組って言って、でんぱの名前で売名行為をするな」みたいなことが書かれてたんですよ。でも、そのときは噛みついてもよくないなと思って、いずれこういう意見は消えるだろうとは思ってたんですけど、1年経ったいまでも言われるので、全然自分の意思じゃないのになと思って。
──いまだにああいう場に出ると、「でんぱ組をなんで辞めたの?」って聞かれるわけじゃないですか。
最上 聞かれますね。
──で、嘘つくのも嫌だから正直に「メンタルがヤバかったんです」と答えて。
最上 正直に言うんですけどだいたいカットされて。
──重すぎるからですか?
最上 いや、前の事務所との兼ね合いもあるので。ただ個人的にはでんぱのことを悪く見えるような言い方をしてるわけじゃなくて、単純に自分が合わなかった。で、それをわかりやすくまとめたのが「心身ともに病んで」ってことで(笑)。
──それがネットニュースになり。
最上 そうですね、でも前から言ってるんで。何回もみんな同じこと聞いてくるし、同じニュースを取り上げるんだなーと思うんですけど。
──いま突然、真相を暴露したわけでもなんでもないですからね。
最上 ないですないです。いつも思うんですけど、前から言ってることなのに、いまさら大きく取り上げられるみたいなことが多くて、ずっと見てる人からしてみたら「そんなの聞いたよ、いつまで言ってんだ」って言われるんですけど、バラエティに出るときって、ぼくそんなにトピックスないので。
──新ネタが。
最上 そうなんですよ。べつにネタの人間じゃないので(笑)。
──悩んでましたよね、「もう少し頭を柔らかく、面白くて優しい人間になりたい」とか。」最上 たとえば歌やダンスがめっちゃ上手いとか、麻雀や射撃が得意とか、披露できるネタがあればそこに注目していただきたいんですけど、特にないので。ただ精一杯アイドルをやってきたことしかぼくの芸能活動はなくて。
──引きこもりゲーマーからアイドルになりました、病みました、そして現在に至るっていう。
最上 それだけなんですよね。たしかに何かしらバラエティっていうのはバズるというか、人々が観て賛否両論になるようなネタを欲しがるのは仕方ないと思うんですけど、こちらから頼んでるわけではなく。逆にぼくは元でんぱ組ってつけないようにっていろんなところで言ってて。向こうはべつにそれをトピックとしたいわけじゃなくて、単純に紹介してつけたほうがいいと思ってつけてくれることが多いんですけど、ぼくは断ってて減らしてはいるんです。だから、あらためて久しぶりにバラエティの洗礼を受けた感じですね(笑)。
──ボクもテレビの仕事が増えた時期に、「この前テレビで話してた玉置浩二の話、こちらでもお願いします」って感じで、毎回違う番組で同じ質問されて。ボクは新ネタ話したいのに、そのせいでツイッターでは「吉田豪、なにネタの使い回ししてんだ」って言われてました。
最上 それすごいわかります。こっちはそんな気ないですもんね。だからテレビ側が気になるのってぼくの本質ではなくて、辞めたことに対してネガティブな意見がほしいとかなのかなって。たとえば「でんぱ組のとき、不仲って言われてたじゃないですか」って、そこをおもしろおかしく言いたいんだったらぼくは言えないし、それはそれ、これはこれというか、内輪の話なので表に出すべきものではないし、なんにも言えない、みたいな(笑)。けっこう気まずい感じになりましたね。
──インタビューの続きは9月27日発売の本書籍にて!
【プロフィール】
もがみ・もが=1989年2月25日生まれ、東京都出身。2011年、でんぱ組.incのプロデューサーであるもふくちゃんにスカウトされグループに加入。多くの雑誌で表紙を飾るなどグラビアでも活躍し、女優としてドラマや映画にも多数出演。2017年にグループを脱退し、ソロ活動をスタート。2018年に所属事務所との契約を解除し、個人事務所を設立した。
【ご予約はこちらから】
▼ アマゾン
▼ セブンネットショッピング
▼ 楽天ブックス
▼ 白夜書房通販
0コメント