9月27日(木)発売 『吉田豪と15人の女たち』より横山由依さんのインタビューを一部無料公開!
総監督の重責、歴史の核心「もう一回奇跡を起こしたい」
私たちはある意味、翻弄されにきてる
──じつは『ラストアイドル』で共演していたんですけど、ほとんど話したことないんですよね。
横山 そうなんですよ、現場の緊張感がありすぎるのか、毎回スタジオの空気が……。
──司会のユースケ・サンタマリアさんがボヤいてましたからね。「セカンドシーズンはファーストシーズンほど残酷じゃないから大丈夫って言われて司会を引き受けたのに、話が違うじゃねえか!」って。
横山 おっしゃってましたね(笑)。
──ああいうのを見ていて、現役アイドルでありAKB48で責任ある立場の人としては、どう思うものなんですか?
横山 そういうふうに感情がむき出しになるものっていうと、総選挙に近いのかなと思って重ね合わせて見ていました。私たちは年に一回なのに、彼女たちは毎回総選挙のような気持ちになってるんだろうなと思うと、大変やなと思ってました。
──ファーストシーズンの審査員としてのボクの炎上ぶりも見てるんですよね(笑)。
横山 そうですよ! セカンドシーズンの収録のときも、吉田さんが指名されたら暫定メンバーのみんなが顔をしかめてましたよね(笑)。
──ボクにそういう役割をさせる秋元さん恐るべしだと思って。最近、AKB48のメンバーの気持ちがやっとわかるようになりました。大人に翻弄される気持ちが(笑)。
横山 ハハハハハハ! 私たちはAKB48で秋元さんのプロデュースのもとやらせていただいてるので、ある意味、翻弄されにきてるところはあるじゃないですか。最近はファンの方に喜んでいただくのがいちばんなのはもちろんですけど、おもしろいことをやりたいなっていうのが自分の感情としてすごく芽生えてきていて。それも「自分が自分が!」ではなくて、秋元さんや周りの方が生み出してくれるものでおもしろいこと、新しいことにどんどん乗っていきたいなという気持ちがすごい強いです。
──あえて翻弄されにいきたいような。
横山 はい。たとえば、AKB48で大失敗だったなって思うコンサートがあって。横浜スタジアムで、1曲目がRADIO FISHさんの『PERFECT HUMAN』だったんですよ。メンバーがセットリストもらったとき、「これはヤバいでしょ、自分たちの曲でもないし、ご本人も来られないのに大丈夫なのかな?」と思って。でももうやるしかないってことで、じゃあ腰も低くして、振りもちゃんと合わせようねってことでやりました。そしたらファンの方からすごいブーイングを受けて(笑)。
──インタビューの続きは9月27日発売の本書籍にて!
【プロフィール】
よこやま・ゆい=1992年12月8日生まれ、京都府出身。総選挙ではスピーチで号泣してしまうのが毎年恒例だったが、高橋みなみから総監督を受け継いで2017年には初の神7入り。2018年には初のソロコンサートも成功させ、グループの大黒柱としていまだ成長中。AKB48・チームA所属。
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