眉村ちあき「でも私はオッサン好きすぎるから無理」【吉田豪の部屋の本】

『おぼっちゃまくん』観てると自分を見てるみたいになる。めっちゃ屁理屈言うところとか

相手を一カ所でもすごいと思ったら自分の負け

吉田 じゃあ質問いきます。「吉田豪の嫌いなところは?」。

眉村 え、嫌いなところか……無い。

吉田 無かった! ありがとうございます。「株券増やすの?」。

眉村 株券は増やすけど、正式な株ではなくなる可能性がある。グッズとしての株だから株主優待とかは普通にあるけど、登録はしてない。最近、税理士さんが入って、このやり方は危ないところがあるって言われて。これから売れたいんだったらリスクがあるし、変なことになったら信用がなくなっちゃうから、みたいな感じで。(コメントを見て)「ながたさんについて」だって。ながたさんってうさみみのながたさん?

吉田 うさぎのみみっく!!というグループがありまして。

眉村 ながたさん、仲良いよ。

吉田 対バン相手の運営さんが眉村さんに転ぶパターンがすごくあって、ながたさんはその初期の人ですね。

眉村 うさみみのプロデューサーのながたさんが「眉村ちあきってイロモノだろ、イロモノと一緒にすんなよ」って思ってたらしくて、たまたま何日か後に対バンしたときに「イロモノじゃないじゃん!」って思ってくれて、仲良くなった。

吉田 ながたさんは簡単にひっくり返るのが面白いですよね。元々、吉田豪アンチだった人ですから(笑)。「スギムさんの尊敬するところはどこ?」。

眉村 まず裸のところ。

吉田 何それ(笑)。

眉村 だってズルいじゃん、真似できないじゃん。

吉田 女子は脱ぎにくいから。

眉村 まりこは裸だけど。

吉田 あのフォルムだけで面白いっていうのはズルいですよね。

眉村 そう! 絶妙にたるんだお腹、そしてツルツルの頭、あのたれ目。パンツが黒いっていうのも好きだし。あと音痴なところも好き。

吉田 平気で音痴って言い切りますね。

眉村 あと、50歳のところも好き。50歳だから歌詞に説得力がある。

吉田 20代だったらあの味はないですね。

眉村 切ない歌詞を明るい感じで歌うところも好き。ライブ観てると変なもの観てるはずなのに涙が出てきちゃうところが大好きで。でも一番好きなのは音痴なところ。

吉田 「眉村さんに言いたい! オッサンを切れ!」って。

眉村 でも私はオッサン好きすぎるから無理。

吉田 眉村さんの場合、いかにオッサン切りをせずにどこまでいけるかの実験をしてる感じですからね。

眉村 うん。実験というか、若い女の子も男の子も増えてるし、大人の女の人も増えてるし、オッサンがいっぱいいるからファンが増えないってわけじゃなかったんじゃね? って思って。

吉田 無理にオッサン切りする必要はないです!

眉村 ないでーす!

吉田 「出待ちってしてもいいの?」。ものすごい出待ちされたがってる人だったじゃないですか。

眉村 そう、私はされたい。

吉田 出待ちがいないと怒る、嘆く、泣く(笑)。

眉村 泣く(笑)。「戻って来て!」ってTwitterに書く。だってさ、いないと寂しいじゃん。私は出待ちを楽しみに会場の外に出てるのに、いなかったときの絶望感。出待ちがひとりでもいたらうれしいけど、ゼロ人だったときの喪失感。私はなんのために生きてるんだろうって。

吉田 出待ちのためではないですよ。

眉村 ハハハハハハ! でもオタクのために生きてるから。マユムラーがいなかったらホントに「なんで生きてるんだろう?」ってなってると思う。


――インタビューの続きは「吉田豪の部屋の本vol.1」にて!


【プロフィール】

ままゆむら・ちあき 自身で作詞作曲編曲も手がける、“弾き語りトラックメイカーアイドル”として注目を集める。2017年に株式会社会社じゃないもんを設立し、代表取締役社長を務めている。


【紙書籍のご購入はこちらから】

▼ アマゾン

▼ セブンネットショッピング

▼ 楽天ブックス

▼ 白夜書房通販