中島愛「デビューして初めてこんなに熱くブックオフの話しましたよ!」【吉田豪の部屋の本】
「東京以外のところに行ったときにフラッと寄ったブックオフの品揃えを見てニヤニヤしてます」
ブックオフとハードオフを熱烈に愛し続けている
中島 子供の頃は洋楽漬けだったんですけど、父が好きな今井美樹さんと杏里さんのCDだけはいっぱいあったんですよ。
吉田 ちゃんと歌がうまい人たちの。
中島 女性ボーカルはそのふたりしか認めないぐらいの勢いで。アイドルのレコードとかCDは一切無かったです。
吉田 そうなると自力で掘るしかなかったんですね。
中島 あとはテレビで一生懸命番組探して録画するとか。
吉田 そこからスタダにたどり着いて、まずはHarajukuロンチャーズとして活動するわけですよね。
中島 そうですそうです。それと掘り始めたのは同時期でしたね。
吉田 東京に来たらついでにブックオフにも行くか、みたいな。
中島 そうですそうです! 自分のお小遣いで許されるところまで行って、この街のブックオフとか。
吉田 途中下車して。
中島 そうですそうです! 一生懸命探して。「うわ、ここちっちゃい店舗か!」とか思いながら。
吉田 ブックオフはホームページに店の大中小は書いてありますけどね。
中島 書いてあるんだけど、どのくらい小型なんだろう……「うわ、小型ですねえ!」みたいな。
吉田 大のほうでも通路がやたら広いところがあって。
中島 そうそう! 「それは品揃え的に大かい?」とか思いながら。
吉田 ちなみにボク、ブックオフ原宿店がオープンするとき楽しみすぎて前乗りしたんですよ。
中島 マジですか? ヤバい!!
吉田 徹夜しましたよ、友達と。
中島 Harajukuロンチャーズの収録のとき、ずっとあそこに行ってました。
吉田 CDもいっぱいあって。
中島 いっぱいあって! 無くなったときはすごい悲しくて。
吉田 ボクもホントにショックで。最高の店でしたよ。あのCDの多さは尋常じゃなかったんで、2時間3時間平気で潰せるぐらいの。
中島 中学時代ホントに助けられました。ちゃんと見たら5時間は必要ですよ。誰かが1回取って別のところに差し直したCDも探したいわけじゃないですか。
吉田 ダハハハ! お勧めのブックオフはどこかありますか?
中島 当時でいったらホントに原宿。あとはお母さんに車出してもらって、東京で一番広いだろうと言われてるブックオフに行ったことがあるはずなんですけど。西東京のほうまで行った気がする。
吉田 となると町田店かなー。
中島 ぜんぜん時間が足りなくて見きれなくて泣く泣く帰ったんですけど、感動したのはあそこですね。あとは東京以外のところに行ったときにフラッと寄ったブックオフの品揃えを見てニヤニヤしてしてます。まとめて売る人いるじゃないですか。「CDコーナーにこの人のいっぱいあったけど写真集コーナーにもいっぱいある、ということは同じ人が売ってくれたんだ、ありがとう!」と思いながら。
吉田 「ブックオフのガチ勢って初めて聞いた」って言われてますよ。
中島 ホント楽しいですよ。神保町とかも好きですけど、ブックオフに行ってたまたま出会うみたいなほうが好きかも。
吉田 値段がそんなにつけられてないものの中から何かを掘るのが楽しいから。
中島 そうです!
吉田 わかります。ブックオフの話だけでこんなにいっちゃいましたよ。
中島 ホントだ。やだ、すごいブックオフの話で盛り上がっちゃった。デビューして初めてこんなに熱くブックオフの話しましたよ! ブックオフ以外に話したほうがいいことありますかね?
吉田 ハードオフ?
中島 ハハハハハハ! ハードオフはお勧めのとこありますけどね、秘密です。
――インタビューの続きは「吉田豪の部屋の本vol.1」にて!
【プロフィール】
なかじま・めぐみ 1989年6月5日生まれ、茨城県出身。2008年にTVアニメ『マクロスF』のランカ・リー役で声優・歌手デビュー。2009年からは中島愛名義で音楽活動を開始。3年の音楽活動休止期間を経て、2017年から活動を再開した。
【紙書籍のご購入はこちらから】
▼ アマゾン
▼ セブンネットショッピング
▼ 楽天ブックス
▼ 白夜書房通販
0コメント